インターネット通販で買い物をする際に、クレジットカードの情報を盗まれるのが怖いなどの理由で代金引換払い(代引き)を利用されているかたもいらっしゃると思います。
近年、その代引きを悪用したインターネット通販トラブルは減少せず、消費者生活センターには相談が寄せられています。
通販を利用する際には「代引きだから安心」と過信せず、販売サイトの表示内容や事業者情報をよく確認しましょう。
<主な事例>
以下は2024年度上期に寄せられた代表的な交渉事例の一部です。実際の広告やサイト表示と届いた商品内容が大きく異なり、返金や事業者連絡が困難となったケースが目立ちます。
・大手家電メーカー風ロゴ入りコーヒー缶:メーカー公式製品と見せかけ広告を掲載し注文を受け付け 実商品と無関係な詐欺
・ブランドスニーカー模倣:通常価格から大幅値引きで販売し、注文後に商品が届かず、連絡取れない
・素材虚偽表示: 衣料品が購入後に違う素材であると判明 、品質相違・虚偽表示
・SNS広告で有名スポーツメーカ―製と偽装:インフルエンサーの紹介で信頼感を演出し、注文後に商品が届かない、 広告内容と実態の乖離
・クレジットカード番号不要を強調:荷物が届けば支払い、面倒な入力なしを謳い代引き購入へ誘導、トラブルが発生し、連絡先を確認しにサイトを見る者の情報が不明や虚偽、事業者特定困難で返金不能になる
<対策>
– 販売サイトの運営者住所や電話番号、メールアドレスが明確かをチェック(ただし実在する店舗や会社を騙る場合もあるので注意が必要)
– 極端な値引き率や長期間「売り切れ」が続く場合は注意する
– 代引きの仕組みを理解する:- 事業者が配達員に現金を渡す仕組みであることを踏まえ、返品や返金対応には限界がある
<トラブル発生したら>
– 最寄りの消費生活センター、または消費者ホットラインへ早めに相談
– 事業者との直接交渉が難しい場合は、証拠(広告画面のキャプチャ、やり取り履歴)を保存
詳細な情報については下記サイトをご確認ください。
代引き配達を利用したインターネット通販のトラブルにご注意(独立行政法人国民生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250820_1.html





