警視庁のランサムウェア対策について

2025.07.22掲載

お役立ち情報

警視庁ではランサムウェア「Phobos/8Base」によって暗号化されたファイルへの対策として、警察庁サイバー特別捜査部が開発した復号ツールの公開をしています。

＜ランサムウェア被害のポイント＞

– ランサムウェア攻撃
攻撃者が標的の端末やサーバーに侵入し、ファイルを暗号化。復号と引き換えに身代金を要求します。

– 主な攻撃グループ
「Phobos」およびその亜種「8Base」を用いる組織的犯罪集団。感染経路は主にメールのマルウェア添付や脆弱性を突くものです。

– 被害者の特徴
中小企業や医療機関、公共機関など、データ喪失による業務停止リスクが高い組織が狙われやすいです。

＜警視庁による復号ツールの公開＞

警察庁サイバー特別捜査部が「Phobos/8Base」によって暗号化されたファイルを復号できるツールを開発し、一般に公開しています。

– 復号ツールの使い方

1. 警察庁HPからツールをダウンロード
2. 暗号化されたファイル一式を同一フォルダにまとめる
3. ツールを起動し、画面の指示に従って復号処理を実行
4. 完了後、復号済みファイルを別フォルダで確認
※操作方法が不明な場合は、都道府県警察のサイバー事案相談窓口か最寄りの警察署へご相談ください。

＜その他のサイバー対策情報＞

– サイバー事案全般の対策や相談窓口一覧
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/index.html