国民生活センターでは警察を名乗る不審な電話に対する注意喚起を行っています。
警察はLINEのようなメッセージアプリを通じた指示を行うことはなく、また、急を要する状況を演出して焦らせようとする手口には特に注意が必要です。
・詐欺の手口について
– 警察を装う電話: 「警察です」と名乗り、実際には警察が行わない手口で連絡してくることがあります。たとえば、電話だけでなくLINEなどのメッセージアプリへ誘導し、そこで個人情報を聞き出そうとする方法です。
– 電話番号の不審な表示: 多くの場合、特定の番号(例:0110など)を使って発信元をだますことがあります。こうした番号は、実際の警察の連絡先としては使われないため、番号自体が怪しいサインになります。また最近では、電話番号の偽装処理を行い、存在する番号を騙って通知する場合もありますのでさらなる注意が必要です。
・なぜ詐欺電話をかけてくるか
– 個人情報を得るため: あなたの名前、住所、銀行口座などの個人情報を聞き出すことで、金銭的被害につなげようとします。電話やLINEでのやりとりは安全性が低く、情報が不正に利用されます。
– 幅広い年代が狙われる: 特に高齢の方だけでなく、20代から50代にかけての幅広い世代にもこの手口は使われるため、誰もが警戒する必要があります。
・対策と注意点
– もし警察からの連絡と見せかけた電話やメッセージを受けた場合、まずは焦らず、電話やLINEの指示に従わずに公式の窓口や信頼できる番号に問い合わせて確認することが大切です。
– 誰かからの連絡で個人情報の提示や確認を求められた場合、たとえそれが警察や公的機関を名乗っていても、すぐに答えないようにしましょう。
詳細については国民生活センターのサイトをご覧ください。
警察を名乗る電話に注意!-警察がLINEに誘導することはありません-(独立行政法人国民生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20250423_2.html